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ホール向け銀行ATMシステム、11月より都内近郊10店舗でフィールドテスト開始
10月11日開催の全日遊連理事会で報告があった「ホール向け銀行ATMシステム」について、その運営管理を行う(株)トラストネットワーク(竹村理代表取締役)が10月22日、都内千代田区のサンケイビルで業界誌向けの記者会見を開いた。会見には同社の竹村理代表取締役と小川暁取締役副社長が出席し、同社の企業概要やシステムの説明等を行った。
同社は、NTT系の企業である(株)インターネットイニシアティブを主要株主に今年7月17日に設立。ホール業界だけでなく各業界固有のニーズ(ホール業界でいう“のめり込み”防止機能の付加等)に合わせた銀行ATMサービスの開発・提供を展開する東京都中央区に本社を置く企業である。
来店者の営業時間内における現金の入出金及び残高照会、ホール営業者の当日の売上金の入金を可能とする今回のホール向け銀行ATMシステムは昨年7月、同社が全日遊連に同システムのホール導入に関する協議を申し出たことを発端に実現化に向け動き出した。その後、ホール向けのATMシステムを構築する上で重要となる「のめり込み防止」と「セキュリティの確保」を、どうシステム内に盛り込むかを中心に検討を重ね、その後、システム部分で実用化の目処が立ったことから今年6月、フィールドテストの実施を同社が全日遊連に対し打診。そして今年11月初旬より東京・神奈川にある計10店舗のホールで約半年に渡りフィールドテストを開始するというのが、これまでの経緯となっている。
ホール業界に特化した銀行ATMシステムということで、先に挙げた「のめり込み防止」と「セキュリティの確保」という観点から、従来のATMにはない機能が同システムには盛り込まれている。主なものをピックアップすると●一日の上限出金額を3万円に設定●クレジット、消費者金融系のカードの使用が不可●ATM規格最高レベルの筐体導入●集中監視センターでの24時間・365日監視・警備を行う等が挙げられる。なお同システムの管理運営は同社が行うので、万一、ATM機器内のお金が盗難に遭った場合の責任は全て同社が負う。
システム導入時にホールが負担するコストは、設置基本料として月額7万円(イニシャルコストは必要なし)が必要となる。ただ実際は、来店客のATM利用1回に付き10円がホール側にキックバックされる仕組みとなっているので、キックバック分の月額合計を設置基本料7万円から相殺した金額をホールが同社へ支払うこととなる。
今後のスケジュールだが、約半年間のフィールドテスト実施後、この期間中に集めたホール、来店客双方の利用者の声や利用統計データをもとに、第三者機関を交えた上で検証を加えより良いシステムに改善を図るとしており、その上で今回のシステムがホールにとって利用するに値するものか等を総合的に判断した上で正式導入となる模様だ。
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