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最重要課題は『ファンの拡大』/大阪府遊連青年部会

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大阪府遊連青年部会(段周精部会長)は6月3日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪にて第29回定時総会を開催した。

冒頭、挨拶に立った段周精部会長は「現在の我々にとって最重要課題となるファン拡大のために、青年部会がどのように寄与できるか、常にそれを思案しながら活動を続けていく。本年も業界の発展に貢献できる青年部会でありたい」と本年度の豊富を語った。また同部会の主要事業である「未来っ子カーニバル」が今年、第30回目の節目を迎えるとして、「周年行事に相応しいイベントにしたい」との考えを示した。

来賓祝辞では、大阪府警察本部生活安全部保安課の中西晋管理官が登壇。大阪府下の犯罪情勢について話した後、ぱちんこ営業ついて、のめり込みに起因した事故防止、遊技機の不正改造防止の2点を要請。また、検定機と性能が異なる可能性のある遊技機については、当該遊技機の撤去等の作業について最大限の取り組みがなされていると承知しているとしながらも、「集客のために客が求める射幸性の高い遊技機の導入が不可欠であり、製造業者としても少しでも売れる遊技機、つまり客や営業者が求める遊技機を製造しなければならないといった負の積み重ねが今回の問題を引き起こすことになったのでないか」と指摘。同氏は最後に「ぱちんこ営業は適度な射幸心を楽しむ営業。今回の問題発覚を好機と捉えて、風俗営業の原点に立ち返った大衆娯楽というものを今一度、見つめ直して頂きたい。パチンコ・パチスロがより多くの人に親しまれる健全なものとなることを期待している」と、大衆娯楽への回帰を求めた。

総会は部会員総数43名中、委任状出席を含め31名の出席により成立。平成27年度決算関係承認、平成28年度予算関係決定の2議案が上程され、いずれも満場一致で承認された。

総会終了後に催された記念講演では、NPO法人ベースボールスピリッツの理事長を務める奥村幸治氏が「目標達成のセルフマネジメント」をテーマに講演を行った。メジャーリーガー・イチロー選手との親交が深い同氏は「目標は高すぎると頑張って努力した時に、目標が手に届かなければしんどいし、つらくなる。そんな毎日が続けば、プラスに考えようとしてもマイナスになってしまうし、挫折にも繋がる。目標を頑張ったら手に届くところに設定すれば、充実した毎日が過ごすことができる」という20歳のイチロー選手の発言を披露し、どこに目標の位置を掲げるが重要だとした。

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