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阿部理事長を再任/東京都遊協

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東京都遊協(阿部恭久理事長)は5月25日、都内文京区の東京ドームホテルにて第48回通常総代会を開催。総代会は組合員125名中84名(委任状含む)が出席。全8号議案全てを可決。任期満了に伴う役員改選では、阿部恭久理事長が再任を果たした。

当日は総代会に先立ち、全日本社会貢献団体機構助成事業内定式、今総代会で退任する理事への感謝状の贈呈、警視庁生活安全部保安課の田中康義風俗保安対策官による行政講話が行われた。行政講話で田中対策官は「ぱちんこは大衆娯楽として国民に親しまれているが、一方で検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機撤去の問題等様々な問題がある」とし、業界へのお願いとして①射幸性を抑えた取組みの推進、②のめり込み問題、③遊技くぎ問題、④広告宣伝の適正化、⑤暴力団排除・再関与防止対策の推進の5点について言及。その内、遊技くぎ問題については「当面の課題として、今後日工組から通知される検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の問題がある。通知された後は速やかに撤去して頂きたい。著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機を設置して営業するということは、風営法違反になるのは承知の通り。検定通りの性能の遊技機を設置することが今求められている」と強調。撤去対象遊技機をそのまま設置し続けることは風営法が禁止する遊技機を設置していることになりかねないとし、適正な遊技機への入れ替えを求めた。

阿部理事長は総代会で「伊勢志摩サミットに伴う遊技機入れ替え自粛を実施しているが、組合員の理解と協力により1店舗も脱落することなく達成できていることに御礼を申し上げる。安価で多種多様な遊技機は6月から供給が開始される予定であることから、遊技環境の整備に役立つチャンスだと捉え、我々ホールとしては前向きに回収撤去に協力していきたい」と、双方の協力体制の必要性を強調した。

また、事業報告によると東京都内の組合員店舗数は、前年度対比で39店舗減の959店舗。遊技機台数は前年度比で3,396台減の34万93台と、業界不況を反映した厳しい推移を見せている。このような中、事業計画では旧基準機の設置比率のクリアや、検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の可及的速やかな回収、ファン人口の回復施策などを事業方針として示した。

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